GHKグロック V2アップグレードキット 組込解説&レビュー

GHKグロック V2アップグレードキット 組込解説&レビュー
GHKグロック V2アップグレードキット 組込解説&レビュー
 

GHKグロック V2システムってそんなに変わるの?
実際に組込んでみてのV1との比較レビュー

GHKグロックのV2アップグレードキットを、G17 Gen5 MOSに組み込んで検証しました。

GHKグロック V2は、GHKが開発したグロックの新しい内部システムです。また、2025年6月発売のG45 MOSで、先に採用されました。この記事では、G17 Gen5 MOSへの組み込みを検証します。また、V1との違いも数値で紹介します。

2025年6月に発売された GHKグロック の新モデルGHK GLOCK G45 MOSですが、V2システムとして内部パーツが進化を遂げている点を以前の記事でご紹介しました。

GHKグロックシリーズの新モデル G45 Gen5 MOS が登場!

GHKグロック V2キットを組み込む理由

このGHK G45に搭載されたV2システムを、既存モデルのGHK G17 Gen5 MOSに組込めるアップグレードキットが発売されました!GHK G17 Gen5 はORGAスタッフも愛用するガスブロハンドガンなので、実際に作業して分かった内容やV1との比較など、率直に感じた事を1ユーザーとしてレビューしていきたいと思います!

GHKグロック V2は、放出バルブ、チャンバー、トリガー周りをまとめて刷新したシステムです。そのため、G17 Gen5 MOSでも、新しい操作感を味わえます。なお、組み込みにはヤスリ加工が必要です。

モデル V2システムの扱い メモ
GHK G45 Gen5 MOS 標準搭載(2025年6月発売) V2システムとして内部パーツが進化
GHK G17 Gen5 MOS アップグレードキットで組み込み 本記事の対象。ORGAスタッフ愛用

記事の検証は、G17 Gen5 MOSで行っています。そのため、他モデルへの対応は、商品ページで確認してください。そのため、購入前に対応表を見ておくと安心です。

GHK グロック V2システム アップグレードキット GLOCK G17 Gen5 MOS ガスブロ対応

GHKグロック V2アップグレードキットの要点まとめ

  • 対象は、GHK G17 Gen5 MOS。G45 Gen5 MOSのV2システムを組み込めるキット
  • 内容は、トリガーセット、ストライカーファイアコントロールシステム、ガス出力バルブ、ホップアップセットなど
  • 組み込みにはヤスリ加工があり、フレームの突起を削り落とす
  • 放出バルブだけでも、初速と安定性が変わった(ORGAスタッフの試射)
  • トリガーは、疑似シアが後方へ移り、ストロークとオーバートラベルが改善した
  • V1放出バルブでも撃てたが、メーカー推奨はV2バルブとの組み合わせ
  • ORGAでG17 Gen5 MOSとキットを購入した方は、組み込み作業が無料

GHKグロック V2キットは、操作感と作動の安定を高めたい方向けです。ただし、反対に、加工が不安な方は、サービスの利用も検討できます。また、キットの内容は、セット内容の章で詳しく解説します。

このキットで、疑似シアの位置とトリガーストロークが変わります。また、放出バルブとチャンバーも新しくなります。そのため、GHKグロック V2は、全体の底上げに向けたアップグレードです。

GHKグロック V2とV1の違い

項目 GHKグロック V1 GHKグロック V2
放出バルブ 大径バルブ。ピン形状がレンチを選ぶ ピンが段付きになり、一般的なレンチも使いやすい
ホップチャンバー V1チャンバー 新型。4UAD製に似た構成で、ランプが延長
疑似シア トリガーロケーター側 後方のファイアコントロールユニットに移設
トリガー やや重い V1の約4/5の重さに設定
オーバートラベル 約4mm 約1mm
ユニット前方のピン ズレやすい ローレット付きで改善
インナーバレル先端 記載なし Oリングが追加

GHKグロック V2では、変更点が内部の複数箇所に及びます。特に、トリガー周りは、疑似シアの位置が変わりました。また、チャンバーと放出バルブも新設計です。そのため、組み込みでは、複数のパーツを同時に交換します。

GHKグロック V2とV1の差は、操作感だけではありません。例えば、放出バルブのピン形状も、扱いやすく改良されています。また、ローレット付きピンの採用で、組み立て中のズレも減りました。

目次

V2アップグレードキットのセット内容
V2放出バルブだけで性能は変わるのか
GHKグロック V2キットの組込
V2キット 組込後の所感
ショートレンジでの弾道
V2キットまとめ&組込サービスのお知らせ

GHKグロック V2のこの記事に出てくる用語

用語 意味 本文での扱い
疑似シア トリガーの感触をリアルにする仕組み V2ではファイアコントロールユニットに移設
ストライカー(ノッカー) 放出バルブを叩く部品 V2では前進のタイミングが改善
オーバートラベル ストライカーが反応した後の引き代 V1は約4mm、V2は約1mm
トリガーリセット 次弾のために戻す量 双方とも約5mm
予圧漏れ 発射前に出る「シュッ」というガス漏れ V2バルブ使用時は発生せず
つまづきホップ ホップの突起を通過して回転を与える状態 GHKグロックのデフォルト

GHKグロック V2の組み込みで初めてガスブロを分解する方は、用語を先に確認しておくと安心です。例えば、ストライカー(ノッカー)は、放出バルブを叩く部品です。また、予圧漏れは、発射前にガスが漏れる現象です。

ローレットは、ピンの表面に入れた細かい溝です。なお、抜け止めの役割を持ちます。また、V2では、ユニット前方のピンがローレット付きになりました。

V2アップグレードキット GHK GLOCK G17 Gen5 MOS
▲ORGAスタッフ愛用の GHK GLOCK G17 Gen5 MOS。V1と言いつつも、中身は少々パーツ変えてます…。
 

GHKグロック V2アップグレードキットのセット内容

まずは、V2アップグレードキットの中に入っているパーツについて簡単にご紹介しておきましょう。

V2トリガーセット

トリガーと、トリガーをファイアコントロールユニットと繋げるトリガーバー、スプリングのセット。

V2ストライカーファイアコントロールシステム

一般的なガスブロハンドガンで言うところのハンマーブロック。ストライカーはノッカーのことです。

V2ガス出力バルブ

GHKグロック の特長の1つである、直径の大きい放出バルブ。V2では脱着しやすさも考えられたデザインに。

GHKグロック V2キットの内容は、7種類のパーツです。さらに、中心は、トリガーセット、ファイアコントロール、放出バルブ、ホップアップセットです。さらに、小物として、マガジンキャッチなどが入っています。

GHKグロック V2のホップアップセットと小物

V2ホップアップセット

GHKグロック シリーズでは3代目となる新型ホップチャンバー。インナーバレルとホップアップパッキンは組込済み。

マガジンキャッチ

V2とも書いてないし…恐らくV1と同じものです。何で入っているのかは…後述します。

ランヤードループ

GHK G45 MOSで標準装備されたランヤードループも入ってます。地味に嬉しい。

ホップアップセットは、GHKグロックシリーズで3代目のチャンバーです。一方、インナーバレルとパッキンは、組込済みです。そのため、交換だけで使えます。なお、GHK純正のインナーバレルは、独自のバランスです。

放出バルブ交換ツール

GHKグロック 放出バルブ専用のツール。レンチとハンドルに分かれています。V1バルブにも対応!

付属のバルブツールは、V1のバルブにも使えます。そのため、手持ちのマガジンの整備にも役立ちます。なお、ランヤードループは、G45 MOSの標準装備と同じです。

パーツ 役割 一言メモ
V2トリガーセット トリガー、トリガーバー、スプリング V2では重さが約4/5に設定
V2ストライカーファイアコントロールシステム ハンマーブロックにあたる部分 疑似シアがここに移設
V2ガス出力バルブ ガスの出口となる大径バルブ 脱着しやすい設計
V2ホップアップセット 新型ホップチャンバー インナーバレルとパッキン組込済み
マガジンキャッチ マガジンを保持する部品 V1と同じと思われる
ランヤードループ G45 MOSの標準装備 地味に嬉しいパーツ
放出バルブ交換ツール レンチとハンドル V1バルブにも対応

 

GHKグロック V2の付属のオンラインマニュアル

マニュアルは入っていませんが、パッケージのQRコードからオンラインマニュアルにアクセスできます。かなり簡素なマニュアルですが、一部ヤスリを使う加工があるうえ、組込後の状態により調整を行う箇所など重要なポイントを解説しているので、一度目を通すことをオススメします。リンク先はコチラ👇

GHK G-SERIES V2 SYSTEM Install Manual

GHKグロック V2のマニュアルは簡素ですが、重要な点が載っています。例えば、ヤスリ加工の位置や、予圧漏れが出た場合の対処です。そのため、作業前に必ず読んでおきます。

QRコードから、オンラインで閲覧できます。そのため、作業中に手元で見られます。

GHKグロック V2アップグレードキット

V2放出バルブだけで性能は変わるのか

V2キットを組込んでいきたいところですが、その前に、まずはV1の状態でV1とV2の放出バルブを比較したいと思います。

何せV2マガジンとしてわざわざリニューアルするくらいです。放出バルブは GHKグロック V2システムの肝の1つと言っても過言ではないでしょう。G45のレビューでもV2マガジン単体での使用感について書きましたが、V2アップグレードキットに入っている放出バルブは更に違いがあったりと気になることがあり、改めて見ていきたいと思います。

放出バルブは、ガスを出すか止めるかを決める部品です。そのため、作動の安定性に直結します。GHKグロック V2では、この部分から先に検証しました。

V2放出バルブへの交換

GHKグロック シリーズは、放出バルブの直径が非常に大きいことが特長の1つです。これはシンプルにガスルートが広がることでガス放出時の圧力損失を小さくし、ノズルとシリンダーに大きなパワーを伝えやすいというメリットがあります。

V1とV2のバルブは、見た目が似ています。そのため、交換前に、マガジンのガスを空にしておきます。また、作業は少しずつ緩めて進めます。

GHKグロック V2のV2バルブで変わったピン形状

しかし、この特殊な形状のせいでバルブレンチが使いづらいというデメリットも。V2バルブではピン形状が段付きに改良されて、一般的なバルブレンチが使いやすくなっています。

そしてV2アップグレードキットには、気の利いたことにGHKの大径ピンに対応した専用のバルブレンチが付属します。このレンチであればV1もV2もピンがスッポリと収まり、一般的なバルブレンチを使う際にぎゅうぎゅう押し込んでいたわずらわしさがなく簡単にバルブ交換ができます。

GHKグロック V2バルブは、ピン形状が段付きに改良されました。そのため、一般的なバルブレンチも使いやすくなっています。ただし、付属の専用レンチなら、さらに作業が楽です。

V2アップグレードキット GHK V2キット バルブレンチ

GHKグロック V2のバルブの取り外しと注意点

画像の様に、バルブレンチは持ち運び時にかさばらない様ハンドルが分解可能。使用時はレンチに横から差して使用します。

マガジンからV1放出バルブを外す時はこのハンドルを使って力を込めつつ、慎重に緩めていきましょう。もちろん、作業前にマガジンの中のガスを空にするのをお忘れなく!勢いよく放出するとガスルートパッキンが吹っ飛んで行方不明になるので、少しずつ抜くようにご注意ください。

V2放出バルブは外側から見ると、ピン外周に設置されたOリングがチラ見えしており、細かな設計の違いがあることが伺えます。ピンの動きをスムーズにしつつ、気密も両立する工夫がされているようです。

また同じV2放出バルブでも、G45の放出バルブより更に内部の弁がピッタリ閉まる様に変更されています。やっぱりココ、重要なんだな…。

ガス抜きは、屋外の風通しの良い場所で行います。また、ガスルートパッキンは小さな部品なので、トレイを用意すると安心です。さらに、取り外したバルブは、Oリングの状態も確認します。

GHKグロック V2の組み込み時の締め込み

マガジンに組込むときは、先にOリングにグリスを塗っておきましょう!締め込むときはハンドルなしでも充分です。ハンドルを使って締め込み過ぎるとOリングが潰れて変形し、かえってガス漏れが発生しやすくなります。レンチだけで回していき、ガス漏れしないところからあまり締め込まずにストップしてください。

グリスは、Oリング全体に薄く塗ります。また、塗りすぎると、ガスの通路に入る場合があります。そのため、薄く均一に塗るのが基本です。

作業 ポイント 理由
ガス抜き 少しずつ抜く ガスルートパッキンが飛ぶのを防ぐ
Oリング 先にグリスを塗る 気密を保つため
締め込み レンチだけで止める 潰れて変形するのを防ぐ

GHKグロック V2のバルブは、気密を保つためのOリングを備えています。そのため、締めすぎるとOリングが潰れます。つまり、強く締めるほど良いわけではありません。

V2アップグレードキット GHKグロック V2キット 放出バルブ交換

GHKグロック V1の本体で V2バルブとV1バルブの撃ち比べ

マガジンをV2放出バルブに交換したところで、本体はV1のままで試射を行いました。パーツの性能、1個ずつ確認したいですからね。

GHKグロック V2バルブの効果は、パーツを1つずつ変えて確認しました。そのため、バルブだけの違いが分かります。なお、本体は純正ではなく、カスタム済みです。

試射は、同じ弾、同じガス、同じ室温で行いました。そのため、バルブ以外の条件はそろっています。ただし、マガジンの温度は、連射で変化します。

GHKグロック V2の試射した本体の仕様

ちなみにORGAスタッフ愛用の G17 Gen5 は4UAD 4UANTUM Magnus Pro プレジション TDC ホップアップチャンバーとORGA SUPER POWER BARRELを組み込んでカスタム済み。また、リコイルスプリングも少々固めになっています。V1で比較と言いながら、純正でなくてすみません💦

ただし後述しますが、V2チャンバーは4UAD製チャンバーを参考にした設計のため、比較対象としては的確かもしれません。チャンバーの違いについても後述しております。

そのため、純正チャンバーでの結果とは、条件が異なります。そのため、数値は、記事の個体での目安です。また、気温や弾の種類でも結果は変わります。

GHKグロック V2の試射環境

試射環境

・室温:22℃(マガジン温めなし)
・BB弾:0.25g G&Gプラ
・本体:4UADチャンバー+4UADパッキン+内径6.00mmインナーバレル
    スチールリコイルスプリングガイド使用
・パワーソース:HFC134a

室温は22℃で、マガジンは温めていません。ただし、BB弾は0.25gを使い、ガスはHFC134aです。HFC134aは、ガスブロで一般的なガスです。なお、条件が変わると、初速も変わります。

GHKグロック V2のV1放出バルブの所感

V1放出バルブ

まずはV2キットも関係なく、オールV1状態の所感からお伝えしましょう。

初速は 62m/s ±1.5 程度で安定。連射してマガジンが冷えてくると60m/s、59m/sと徐々に落ちてきますが、ワンマグはキレイに撃ち切りスライドストップも掛かります。

ただし、固めのリコイルスプリングのせいか、連射すると最後の方は少しスライド動作が怪しめ。ブローバックのキレも、東京マルイやVFCと比較すると少々もっさり感があります。ハンマー式と比べてスライドの動きはスムーズなはずですが、恐らくはガス放出の効率の問題。V2はここを改善する意図があるのでしょう。

でもガツンと来るリコイルは流石はGHK。スライドさせきる、という点では不安は感じられません。まぁ普段から使用している環境ではありますし、勿論ゲームでの使用も問題ないです。

ガスブロは、ガスが気化するときに熱を奪います。そのため、連射するとマガジンが冷え、初速が下がります。V1でも、この傾向が見られました。

GHKグロック V2のV2放出バルブの所感

V2放出バルブ

初速は 64m/s ±1 程度と、初速アップと安定度も増すという結果に。G45の記事では所感しか述べていませんでしたが、数値を比較すると違いがよりハッキリするものですね。

冷えに強い?というか冷えづらくなっているのも素晴らしい。連射すると2~3m/sほど初速が下がってはきますが余計なガスを使っていない感じで、61m/s前後で安定しそこから余り下がりません。スライドストップもV1よりガッツリ掛かる印象です。

また、ガス切れを起こす直前では流石に初速が50m/s台まで落ちたものの、ギリギリまでBB弾を発射できました。

実際に撃ち比べれば、放出バルブだけでも結構変わることを体感して頂けると思います。このV1バルブとV2バルブの性能差については、本体をV2キットに組み替えた後でも比較しているので、記事の後半で改めてご紹介します。

GHKグロック V2バルブでは、冷えによる初速の落ち込みが小さく見えました。無駄なガスを使っていない可能性があります。ただし、断定には追加の検証が必要です。

GHKグロック V2のV1本体での試射結果まとめ

放出バルブ 初速(目安) 所感
V1放出バルブ 62m/s ±1.5 連射で59〜60m/sまで低下
V2放出バルブ 64m/s ±1 連射後も61m/s前後で安定

V2バルブでは、初速が64m/s±1でした。一方、V1バルブは62m/s±1.5です。差は2m/sほどです。ただし、連射後の安定性に違いが出ました。

V1本体は、スタッフがカスタムした個体です。そのため、純正の初速とは異なる可能性があります。

 

GHKグロック V2キットの組み込み

さて、ここからが本番!いよいよV2キットをG17本体へ組込んでいきましょう。

GHKグロック V2キットの組み込みは、分解、加工、組み立ての3段階です。まず、V1のパーツを外します。次に、フレームを加工します。最後に、V2のパーツを組み込みます。

GHKグロック V2キットの作業は、フレームの中を空にしてから進めます。そのため、マガジンキャッチの交換も、同時に行えます。つまり、分解のついでに交換するのが効率的です。

GHKグロック V2の組み込みに使う工具

  • ピンポンチ(3mmと4mm)
  • ハンマー
  • 細めのマイナスドライバー
  • ラジオペンチ
  • ヤスリ(フレーム加工用)

ピンポンチは、3mmと4mmの2種類が必要です。ヤスリは、フレームの加工に使います。また、細いマイナスドライバーは、ロケーターのこじりに使います。

工具は、サイズが合うものを使います。特に、ピンポンチは、ピンの太さに合わないと穴を傷めます。そのため、3mmと4mmを使い分けます。

①インナーバレルアセンブリの交換

まずは簡単に行えるところから。刷新されたV2チャンバーには予めインナーバレルとホップアップパッキンが組込まれており、V1のアセンブリと簡単に交換できます。折角なので、作業前にV2チャンバーについても見ていきます。

前述の通り、V2チャンバーの見た目は4UADのチャンバーと瓜二つ!表面の仕上げはかなり差がありますが(笑) 上から真っ直ぐ下りてくるホップアームやシンプルなホップ調整方法など、基本構成ほぼコピー。何故こうなったのか(使用許可を取った?共同開発?勝手に?w)経緯は不明なので何も言えませんが、丸々コピーではなく異なる部分も見られます。

V2チャンバーは、アセンブリごと交換できます。そのため、ホップパッキンの組み付け作業は不要です。ただし、カスタム済みの個体では、チャンバーの互換性を確認します。

GHKグロック V2アップグレードキット チャンバー

GHKグロック V2の延長されたフィーディングランプ

1つはフィーディングランプ(BB弾を押し上げる斜めの部分)の延長。4UAD製は元のV1チャンバーをベースとしているためV1と同サイズです。

V1の時から純正・4UAD共に給弾しないことは無かったし、意味があるのかな?とも思いましたが、これは給弾のためよりマガジンを後方に押して位置を固定し、ストライカー(ノッカー)とバルブの位置関係を安定させるための措置のようです。よく考えられてますな。

V2では、チャンバー、マガジン、ユニットの位置関係が重視されています。そのため、フレーム加工もこの考え方に沿っています。つまり、各部の位置合わせが性能の鍵です。

GHKグロック V2のインナーバレルとホップパッキン

インナーバレルとホップパッキンはV1と共通と思われます。GHK純正インナーバレルは独自のバランスとなっていて、一般的なVSRパッキンが使用できません。これはちょっとガッカリ…。筆者が G17 Gen5 のチャンバーを4UAD製に変えたのは、このGHK独自のインナーバレルとパッキンが調整しきれなかった経緯があるのです…。

GHKグロック のホップパッキンはノズルを喰えて気密を取る導入部分が長く、装填後のBB弾も一旦その中で止まります。発射後にホップの突起を通る、俗に言う「つまづきホップ」の状態がデフォルトなのです。

実際のところ、V1純正チャンバーはそこまで弾道は悪くなく初速も安定しています。しかし、チャンバーとのバランスが非常に繊細です。筆者は色々といじっているうちに気密取りの部分が狭くなり、BB弾が通らなくなってしまいました。やむなく4UAD製を導入したというのが真相です。

4UAD製チャンバーとの比較

4UADのチャンバーとホップパッキンは安定した初速を見せ弾道も素晴らしいです。しかしある程度の調整は必要です。うまくセッティングが出せてないとフライヤーが発生することもありました。

どちらにしても、新規設計で合わせていかないと動作が不安定になりそうですし、V2チャンバーを組込むのは必須でしょう。しばらくは純正のままで様子を見たいと思います。近距離のみとはなりますが、弾道については後述します。

チャンバー交換後は、給弾と気密を必ず確認します。また、ホップの掛かり方も、数発撃って見ておきます。そのため、試射は屋外の安全な場所で行います。

V2アップグレードキット GHKグロック V2チャンバー ホップパッキン

アウターバレルへの組み込み

GHKグロック は他メーカーとは違いアウターバレルとチャンバーがすんなり脱着できます。インナーバレルアセンブリをスッとアウターバレルに入れたら、あとはスライドを元に通りに組んで終了です!

ちなみにV2からインナーバレル先端に追加されたOリングは、G45ではブローバックを阻害する個体が見られたためORGAでの販売品では取り外しております(箱の中に外したOリングを入れております)。アウターバレルに対してインナーバレルのセンターを出したり、ティルトアップに伴うアウターバレルの後退を一定で止める役割があるようですが、G17ではOリングをセットしたままで問題なく使用できました。

インナーバレル先端のOリングは、センター出しに役立ちます。ORGAの販売品では、このOリングが外された状態で入っています。そのため、箱の中のOリングは、必要に応じて取り付けます。

V2アップグレードキット GHKグロック V2 インナーバレルアセンブリ

トリガーの取り外し

ここから先の作業は、ピンポンチ2種(3mm/4mm)とハンマー、細めのマイナスドライバー、ラジオペンチなどの工具が必要になります。

トリガーを取り外すには、4mm径のピンポンチでトリガーピンを抜く必要があります。トリガーピンにローレット(抜け防止)はありませんが、片側に溝があるのでそちらが先に外に出るよう、左側からピンを押して右側に抜きましょう。

トリガーピンは、左側から押して右側に抜きます。そのため、先に溝のある側が外へ出ます。また、抜いた後は、ピンの向きを覚えておきます。

トリガーピンには、ローレットがありません。ただし、片側に溝があるため、向きが決まっています。そのため、外す方向を間違えないようにします。

GHKグロック トリガーピン

トリガーロケーターの取り外し

トリガーピンが抜けたら、トリガーロケーターとフレームの間に細めのマイナスドライバーを入れ、左右均等に少しずつこじってロケーターを外します。

V2アップグレードキット GHKグロック トリガーロケーター

トリガーロケーターを外すと、トリガーの他にスライドリリースレバーも取り外せます。小さなスプリングがあるので無くさない様に注意してください!これらのパーツはV2キットの組込みで元に戻しますよ!ただし、トリガーロケーターにセットされている疑似シア用のピンはもう不要ですので外しておきましょう。V2では疑似シアが後ろのファイアコントロールユニットに移設されています。

ロケーターを外すと、小さなスプリングが飛びやすくなります。そのため、作業は、布の上で行うと安心です。また、疑似シア用のピンは、V2では不要です。

V2アップグレードキット GHK Gシリーズ V2キット V1流用パーツ

ファイアコントロールユニットの取り外し

トリガーロケーターを外したのでトリガーがブラブラしていると思いますが、トリガーバーはファイアコントロールユニットとスプリングで連結されていますので、注意しながら後側も外していきましょう。

ファイアコントロールユニットはグリップ背面上部のピンを3mmのピンポンチで抜けば取り外せます。左右どちらからでも構いません。

ユニットを外すときは、トリガーバーの連結に注意します。スプリングで繋がっているため、引っ張りすぎると外れます。そのため、ゆっくり動かします。

ユニットは、グリップ背面上部のピンで固定されています。そのため、3mmのピンポンチで、ピンを抜きます。なお、左右どちらからでも外せます。

V2アップグレードキット GHK G17 ファイアコントロールユニット取り外し

フレーム加工(突起を削る)

ユニットを外したら、ここで1つやらなければならないフレーム加工があります。マガジンが入る内面の後側、ストライカー(ノッカー)横のフレームの出っ張った部分をヤスリで削り落とします。

この突起は何かというと、V1でマガジンの前後位置を決めていたものです。こんな重要なものを削って大丈夫なのか心配になりますが、覚えていますか、チャンバーのフィーディングランプが延長されていたことを。V2ではマガジンとファイアコントロールユニットが近い方が正解。

また、ここの削りが甘いとマガジンがチャンバーとフレームに挟まれ抜き差しが固くなりそうです。バルブとストライカー(ノッカー)の位置関係を理想的にするためにも、しっかりと削り落としてください。

GHKグロック V2の加工で削る範囲は、突起の部分だけです。やりすぎると、フレームの強度に影響します。そのため、少しずつ削って、マガジンの入りを確認します。

GHK V2キット組み込み フレーム加工

マガジンキャッチの交換

V2キットにはマガジンキャッチも同梱されています。マガジンキャッチまで仕様が変わるのかとびっくりしましたが、比較しみたところ、変わっていない様に思えます。パーツリストにもV2と書いてないし。

V2システムではマガジンとストライカーの位置関係を非常に重要視していることが凄く伝わってきます。恐らく、マガジンの抜き差しで削れてきたマガジンキャッチも交換しておきなさい、ということなんでしょう。メーカーの気遣いとして受け取っておきます。

マガジンキャッチの交換は簡単です。トリガーユニットもファイアコントロールユニットも外し、フレーム内がスッカラカンなこの時点でやっておきましょう。

画像の様にマイナスドライバーでバネ棒をこじるとマガジンキャッチからパチンと外れますので、ラジオペンチでつまんで上に引き抜きます。あとはキャッチを右から抜いたら終了。新しいマガジンキャッチは逆の手順でセットしてください。

GHKグロック マガジンキャッチ

ファイアコントロールユニットとトリガーの組み込み

V1パーツを外しフレームの削り加工も終えたら、V2キットの組込みに入っていきます。基本的にはV1を外したのと逆の手順で組んでいけばOKなので詳細な説明は割愛し、注意ポイントを中心に解説します。

組み立ては、分解と逆の手順です。そのため、写真を撮りながら分解すると、戻すときに安心です。また、小さな部品は、順番に並べておきます。

GHKグロック V2では、ユニット前方のピンが改善されています。V1では、このピンがズレやすい傾向がありました。そのため、V2は組み立てがしやすくなりました。

予圧漏れと仮組み

ファイアコントロールユニットを組み込む前にトリガーバーとユニット前方上側のピンをスプリングで接続しておきますが、V1ではズレやすかったこのピンが、V2ではローレット付きに改善されています!これはありがたい!

ファイアコントロールユニットのフレームは樹脂製ですし、せっかくのローレットピンでもありますので一度圧入したら極力外したくはない。そのためにも、最初は仮組みと思ってローレット部はまだフレームに押し込まない様にしてください。

なぜ仮組みと言ったのかというと、GHKのマニュアルに「試射をした際、もし予圧のガス漏れ(ストライカーが前進し切る前のシュッというガス漏れ)があった際は、ファイアコントロールユニットの背面を0.1mm削れ」とあるからです。

トリガーユニットと繋がったままでもできそうな加工ですが、削りカスも出るし、ちゃんと平行に削りたいし、トリガーバーから完全に外して行う方が良いでしょう。という訳で、ここは仮組みのままファイアコントロールユニットをフレームに組み込んでください。

GHK V2キット FCU仮組み

トリガーの組み込み

ファイアコントロールユニットを固定ピンまで含めて組んだら、次はトリガーを組みます。V1と違って疑似シアも無いので非常に楽です。

トリガーは既に所定位置にあるかと思いますが、続けてスライドリリースレバースプリング、スライドリリースレバーの順に置き、スプリングがズレていない事を確認しながらトリガーロケーターをゆっくり差し込みます。最後にトリガーピンを差し込んで固定しますが、それぞれのピン穴が揃わず苦戦すると思います。

トリガーピンを差すコツは、フレームのピン穴を覗きながら指でスライドリリースレバーの位置を調整し押さえたままにします。次にもう片方の手でトリガ一位置を調整。その状態で一旦4mm径ポンチを左面から差して仮留めとします。最後にトリガーピンを、ピンポンチをゆっくり押し出しながら差していき、半分以上入ったところでハンマーでコツコツと押し込んでいくとうまく入っていきます。仮留めに使っていたピンポンチで少し押し込んだら完了です!

GHKグロック トリガーピン

試射と最終確認

トリガーピンがセットできたら一旦組込完了!早速試射を行い、スライドの動きや初速などを確認しましょう。トリガーを引き絞った時に「予圧漏れ」が確認されたら、再度トリガーユニットとファイアコントロールユニットを取り出し、マニュアルで指定されている箇所を薄皮一枚、軽く削って再度組み直してください。

GHK V2キット マニュアル

動作に問題が無ければ、ファイアコントロールユニットのローレットピンを押し込んで、V2キットの組込完了です!お疲れ様でした!

試射では、スライドの動きと、ガス漏れの有無を確認します。また、スライドストップが掛かるかもチェックします。そのため、GHKグロック V2キットの組み込み後は、必ず1マガジン撃ちます。

組み込み作業のまとめ

順番 作業 注意点
1 インナーバレルアセンブリの交換 V2チャンバーに丸ごと交換
2 トリガーの取り外し ピンの向きに注意
3 ファイアコントロールユニットの取り外し 3mmポンチを使う
4 フレームの突起を削る しっかり削り落とす
5 マガジンキャッチの交換 バネ棒を外して交換
6 ユニットとトリガーの組み込み 最初は仮組み
7 試射と調整 予圧漏れがあれば微調整

表の通り、GHKグロック V2の作業の山場は、フレーム加工とトリガーピンの組み付けです。ここを丁寧に行えば、残りは分解の逆手順です。そのため、この2か所に時間を使います。

作業が止まったときは、一度分解し直す方が早い場合があります。ピンを無理に叩くと、フレームを傷めます。そのため、焦らず位置を合わせ直します。

組み込みで失敗しないための注意点

場面 注意点 理由
バルブ交換 ガスを少しずつ抜く ガスルートパッキンが飛ぶのを防ぐ
バルブ締め込み ハンドルなしで止める Oリングの変形とガス漏れを防ぐ
トリガーピン 溝のある側を先に出す ピンがスムーズに抜ける
フレーム加工 突起をしっかり削る マガジンの抜き差しが固くなるのを防ぐ
ローレットピン 仮組みでは押し込まない 圧入を繰り返さないため
予圧漏れ マニュアルの指定箇所を薄く削る ストライカーの前進を適正にするため

失敗の多くは、焦って部品を飛ばすことで起きます。そのため、作業台には、トレイやマットを敷きます。また、小さなスプリングは、1つずつ確認しながら戻します。

マガジンのガスは、必ず空にしてから作業します。また、バルブの締め込みは、レンチだけで行います。さらに、フレーム加工は、少しずつ進めます。

 

GHKグロック V2キット 組み込み後の所感

無事に V2アップグレードキットの組込を終え、さっそく試射を行いました。はじめに、ファイアコントロールユニットに移設された疑似シアの感覚について述べたいと思います。

GHKグロック V2キットの組み込み後は、トリガーとブローバックの両方が変わりました。まず、トリガーの変化から見ていきます。次に、初速とバルブの比較を紹介します。

V1とV2で大きく異なるトリガーフィーリング

GHKグロック のトリガーフィーリングは、何度も申しております疑似シアにより他のメーカーとは大きく異なります。シア落ちる「カチッ」とした感触は、実銃を取り扱うエンジニアからしても「リアルだ」と言わしめたナイスな設計です。

ただし、これはドライファイア(マガジンを入れず、トリガー操作のみを行う)での話。実際にはトリガーを引くパワーで放出バルブまで押す仕組みなので、ガスとBB弾を装填した実射については「実銃よりも重い」とのこと。なるほどね…。

疑似シアは、実銃のシアが落ちる感触を再現する仕組みです。GHKグロック V2では、その位置が後方のユニットに移りました。そのため、ストロークの後半でシアが落ちる感覚になりました。

V2でのトリガープルの改善

そこで、V2キットでは疑似シアの移設だけでなくトリガープルの重さも4/5程度に弱く設定されています。筆者も流石にV1ではトリガーが重すぎると感じていたため疑似シアスプリングを弱くしておりました。V2でも重いなとは感じるものの、問題なく操作できる程度に改善されています。

トリガープルは、V1の約4/5に設定されています。それでも、実射では重めに感じます。そのため、軽快なトリガーを期待しすぎないことが大切です。

トリガーストロークの違い

そして一番の改善ポイントはトリガーストロークでしょう!V1ではトリガーが重たくなる地点から1mmほど引くとストライカー(ノッカー)が前進し発射。オーバートラベル(ストライカー反応後の引き代)は4mm程度あり、トリガーストローク全体に対し少し前寄りでシアが落ちる感覚がありました。そのためV1ではトリガーが重たくなったら引き絞らず、一気に引き切るトリガー操作が必要でした。

V2ではここが大きく改善され、トリガーが重たくなってから3mmほど引くと更に重たくなるポイントがあり、そこから1mmほど引けば発射。オーバートラベルも1mm程度で、本当にストロークの後ろの方でシアが落ちる感じです。トリガーステージ(ストローク中の重さの変化)が機能しトリガー感覚のリアルさが増しています。

トリガーリセット(次弾を撃つために必要なトリガーの戻し量)は双方共に5mm程度となっています。

※トリガーストロークはトリガーの中央で計測しています。

V1とV2のストローク比較

項目 V1 V2
重くなる地点からの引き量 約1mmでストライカーが前進 約3mmで更に重くなる地点があり、そこから約1mmで発射
オーバートラベル 約4mm 約1mm
トリガーリセット 約5mm 約5mm
トリガーの重さ やや重い V1の約4/5に設定

V2は、ストロークの後方でシアが落ちます。そのため、トリガーを引き絞る操作が行いやすくなりました。一方、V1は、重くなった後に一気に引き切る操作が必要でした。

リセットは、V1とV2で同じ5mm程度です。計測は、トリガーの中央で行っています。そのため、指の位置で数値は変わります。

GHKグロック トリガーストローク

V2キット組み込み後の初速やV1とV2の放出バルブ比較

さて、V1状態の本体で行った放出バルブの比較をV2キット組込後にもやってみましょう。改めて試射環境も載せておきます。

試射環境

・室温:22℃(マガジン温めなし)
・BB弾:0.25g G&Gプラ
・本体:V2アップグレードキット導入済み、チャンバーもV2純正
    スチールリコイルスプリングガイド使用
・パワーソース:HFC134a

試射環境は、V1本体の検証と同じ22℃、0.25gです。そのため、数値を比較しやすくなっています。ただし、本体の仕様は異なります。

V1放出バルブでの結果

V1放出バルブ

初速は なんと 68m/s ±1.5 となりました!V1本体と比べ 6m/s も上がっております!純正ホップパッキンは気密が高いのでしょうか?でも純正V1チャンバーでもこんなに出なかったはず。

V1では多少なりとも予圧漏れが発生していたため、V2でストライカー(ノッカー)が一気に放出バルブを叩けるようになって効率良くパワー伝達できるようになったのでしょう。実際、V2ユニットのストライカー動作を見ると、トリガーの引き絞りでは微動だにせず、シアが落ちるその瞬間まで一切前進しませんでした。

ただし、本来はV2システムでのV1放出バルブ運用はメーカー推奨ではありません。普通に撃てるやないか!と思いきや、稀に「シュッ」と例の予圧漏れが起きることもあります。

ストライカーは問題ないので、トリガーの引き絞りではなく、本稼働の直前でお漏らしが一瞬出てしまうのでしょう。ガス圧が高めの初弾~数発目にたまに起きる程度なので、あまり問題はなさそうです。V1でも良くね?

V2放出バルブでの結果

V2放出バルブ

初速は 70m/s ±1 で、まとまりの良さも流石V2バルブといった感じ。連射してマガジンが冷え初速が下がってきても 65m/s 前後をキープ。やはり燃費も良いです。V1でも冷えによる大幅な初速低下は見られませんが、V2の方がより安定しているイメージです。

そして、V2放出バルブでは一切予圧漏れがありません。V2キットの恩恵も多大にありますが、V2バルブはピンの押しはじめに少し余白がありつつ、その先でガスを「出す」「止める」の切り替えが非常にハッキリしている感じです。

個人的にはV1放出バルブでも問題はなかったですが、オールV2になると流石に更なるブラッシュアップを感じます。本当に G17 Gen5 が別物になった感覚です。やっぱり放出バルブもV2がイイ!

GHKグロック V2では、V1バルブでも初速が68m/sまで上がりました。一方、V2バルブの70m/sには届いていません。そのため、バルブの違いは数値にも表れています。

組み込み後の試射結果まとめ

GHKグロック V2のバルブは、ピンの押し始めに余白があります。その先で、ガスを出す、止めるの切り替えがはっきりしています。つまり、反応が明確なバルブです。

組み合わせ 初速(目安) 予圧漏れ
V1本体+V1バルブ 62m/s ±1.5 記載なし
V1本体+V2バルブ 64m/s ±1 記載なし
V2キット+V1バルブ 68m/s ±1.5 稀に発生
V2キット+V2バルブ 70m/s ±1 なし

GHKグロック V2キットの組み込み前後で、初速は62m/sから70m/sへ上がりました。ただし、これは記事のスタッフ個体での結果です。そのため、他の個体では異なる場合があります。

初速の±は、ばらつきの幅を示します。数値が小さいほど、初速が安定していることを意味します。そのため、平均値とあわせて見るのがおすすめです。

 

ショートレンジでの弾道

具体的なデータがなく恐縮ですが、8m程度のショートレンジで試射してみた感じは、非常に素直で真っ直ぐな弾道でした。10cm四方の範囲であれば問題なく当てられますし、少なくとも10m程度の交戦距離においては全く問題ないでしょう。

肝心のつまづきホップが、毎弾どの程度ホップ回転の差を生んでしまうか気になるところではあります。非常に初速が安定しているため変な事にはならないと思いますがまだ未知数ですので、ロングレンジでの試射報告をお待ちいただければと思います。(この記事に追記になると思います)

8mでの試射は、簡易的な確認です。そのため、ロングレンジでの結果は、まだ確認できていません。また、つまづきホップの影響も、今後の検証が必要です。

10m程度の交戦距離では、問題ないと評価されています。ただし、これはショートレンジでの印象です。

 

GHKグロック V2アップグレードキットのまとめ&組み込みサービスのお知らせ

最終的な良し悪しの判断はロングレンジでの試射後になりますが、スライド動作やトリガーフィーリング、安定性や燃費など、V2キットの現時点での個人的評価は100点満点です。例えホップ弾道が悪い結果になったとしても何とか改善してやろうと思える、それくらい捨てがたい「安定のブローバック」がV2にはあります。

GHKグロック V2キットの魅力は、安定したブローバックです。一方、ホップ弾道は、今後の検証が必要です。そのため、現時点では、ブローバック重視の方に向いています。

ロングレンジの結果は、追記予定とされていました。現時点では、公開された追記を確認できていません。そのため、弾道については未確認とします。

無料の組み込みサービス

これから試射やサバゲーでの使用を含め更にデータを蓄えていこうと思いますが、組み込みについては問題なくご対応可能です。なのでここでお知らせ!

ORGA AIRSOFT で GHK G17 Gen5 MOS をご購入(過去も含む)し、且つ V2アップグレードキット もお買い求め頂いたお客様に限り無料で組込作業をご依頼頂けます!

※G17本体またはV2キットを他店で購入しお持ち込み頂く場合は有料となります。
※G17 Gen5 MOSを当店までご送付頂く際の送料は、お客様にてご負担をお願い致します。

ご興味がおありでしたら、是非お問い合わせください。

GHKグロック V2キットの組み込みサービスは、ORGAで購入したお客様が対象です。他店で購入した場合は、有料での対応になります。また、送料はお客様のご負担です。

GHKグロック V2キットが向いている人

  • G17 Gen5 MOSを愛用していて、ブローバックの安定感を上げたい方
  • トリガーの重さやストロークが気になっている方
  • 放出バルブやチャンバーを新しい設計に揃えたい方
  • ヤスリ加工を伴う組み込みに挑戦できる方

反対に、ヤスリ加工に抵抗がある方は、組み込みサービスの利用が安心です。また、工具が揃っていない場合も同様です。そのため、無理のない方法を選べます。

GHKグロック V2は、G17 Gen5 MOSの完成度を高めたい方に向いています。ただし、効果の感じ方には個人差があります。

GHKグロック V2キットの評価まとめ

観点 評価(ORGAスタッフ) 補足
スライド動作 安定したブローバック 連射後もスライドストップが掛かる
トリガー V1より操作しやすい ストロークとオーバートラベルが改善
初速 V2バルブで70m/s ±1 室温22℃、0.25g BB弾、HFC134a
燃費 良好 冷えても65m/s前後をキープ
弾道 ショートレンジでは素直 ロングレンジは未確認

評価は、スタッフ個体での検証に基づいています。そのため、購入前に、対応モデルと仕様を商品ページで確認してください。また、GHKグロック V2の最新情報も、あわせてご確認ください。

GHKグロック V2は、試射データの追加が待たれる段階です。そのため、評価は現時点のものです。また、記事の追記も、今後の確認事項です。

 
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GHKグロック V2アップグレードキットに関するよくある質問(Q&A)

Q. GHKグロック V2アップグレードキットとは何ですか?

G45のV2システムを、G17に組み込めるキットです。トリガー、ファイアコントロールユニット、放出バルブ、ホップアップセットなどが入っています。そのため、GHKグロック V2の主要パーツを、既存モデルへ移植できます。

Q. どのモデルに組み込めますか?

記事では、GHK G17 Gen5 MOSに組み込みました。なお、他モデルへの対応は、商品ページで確認してください。そのため、購入前に対応表を見ておくと安心です。

Q. 組み込みに必要な工具は?

3mmと4mmのピンポンチ、ハンマー、細めのマイナスドライバー、ラジオペンチ、ヤスリです。また、付属のバルブツールも使います。そのため、事前に工具を揃えておきます。

Q. 加工は必要ですか?

必要です。マガジンの後側にあるフレームの突起を、ヤスリで削り落とします。また、予圧漏れが出た場合は、ユニットの背面を軽く削ります。ただし、削りすぎには注意します。

Q. V2放出バルブだけでも効果はありますか?

記事の試射では、初速が62m/sから64m/sに上がりました。また、連射後も初速が安定しました。ただし、条件は22℃、0.25g、HFC134aです。そのため、結果は目安として考えます。

Q. V1放出バルブのままでも使えますか?

撃つことはできました。ただし、メーカー推奨ではありません。また、稀に予圧漏れが起きる場合があります。そのため、基本はV2バルブとの組み合わせです。

Q. トリガーはどう変わりますか?

疑似シアが、後方のファイアコントロールユニットに移りました。そのため、ストロークの後方でシアが落ちます。また、トリガープルは、V1の約4/5です。さらに、オーバートラベルも小さくなりました。

Q. V2チャンバーの特徴は?

4UAD製チャンバーに似た構成です。また、フィーディングランプが延長されています。さらに、インナーバレルとホップパッキンが組込済みです。そのため、アセンブリごと交換できます。

Q. 組み込み作業は依頼できますか?

ORGAでG17 Gen5 MOSとキットを購入した方は、無料で依頼できます。ただし、他店で購入した場合は有料です。また、本体の送料はお客様負担です。そのため、詳細はお問い合わせください。

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